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あいち熊木クリニック院長熊木徹夫の精神科無双夢想 ~<あいち熊木クリニック>開設、その後~
院長である精神科医の熊木徹夫と、建築家の筧清澄が、 臨床と建築に対するそれぞれのこだわりを、余すところなく出し尽くす場としてのブログです。


プロフィール

熊木&筧

  • Author:熊木&筧
  • 熊木 徹夫

    2007.07「あいち熊木クリニック」開設


    筧 清澄
    1968 06 10
    1998 筧建築設計開設

    筧建築設計
    名古屋市中村区下米野町3-29
    k-kakehi@za2.so-net.ne.jp
    TEL/FAX 052-451-9976



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『お前と俺は運命共同体だ!(1)』
こんにちは、あいち熊木クリニックの熊木です。

「あいち熊木クリニック」のご紹介

▼△▼----------------------------------------------------------------

『お前と俺は運命共同体だ!(1)』

           ~ 精神科医熊木徹夫の「臨床公開相談」(21-1)~

--------------- http://www.dr-kumaki.com ---------------------△▼△


Q:21歳、看護師になりたての者です。

私は今、整形外科病棟にいますが、
24歳の男性患者さんのリハビリを担当していました。

この方は、自動車の運転中に正面衝突し、
たくさんの箇所の複雑骨折を負われたのです。

初めての担当患者さんでもあり、
してあげられることは何でもしてあげようと、とても頑張ったんです。

ある時、「Oさん(私のことです)、いる?」と
この患者さんに呼び出され、長い時間話を聞くことになりました。

実は5年間つきあった彼女にふられ、
やけを起こして車で突っ込んだ、というのです。

なんだかとてもかわいそうになり、手を握ってあげました。

そして、私の携帯電話番号を教えてあげたのです。

それ以来、病棟からよく電話がかかってくるようになりました。

患者さんはよく「この話、内緒にしておいてくださいね」というので、
誰にも言わないでずっと過ごしてきました。

6ヶ月経ち、ようやく退院の日を迎えたのですが、その日の夜、
「つきあってほしい」と告白されてしまったのです。

そこで「他に好きな人がいる」といったところ、突然怒り出したのです。

「そんな関係壊してやる」って。

「お前と俺は運命共同体だ」ともいいました。

それから、いやがらせの日々がはじまりました。

繰り返しの無言電話、私の行動の観察日記
(どこかで見ているようなのです。でも私にはどこにいるのかわかりません)、
病院に血のついたカミソリを送られてきたこともあります。

「誰かに言うと大変なことになる」といわれているので、誰にもいえません。

そして外出するのが怖くてしようがなくなり、
病院にいくこともできなくなってしまいました。

いつも見張られている、聞き耳をたてられている、そんな感じです。

これからどうしたらいいのかわからないのです。

どうかアドバイスをください。



A:<1;ストーカー、"妄想型"と"自己愛型">


これは、いわゆるストーカーです。

ストーカーには、大きく分けて2タイプあります。

ひとつは"妄想型"、そしてもうひとつは
"自己愛型"とでもいうべきものです。

前者は、パラノイア(妄想症)という病名がつく場合もあります。

このタイプは、あなたと特別な関係があるという妄想
(例えば、「あなたが俺のことを好きでしょうがないから、
あなたと付き合ってやらなくてはならない」と思い込む、など)
に基づき行動するので、
見境いのない言動に出ることが多いです。
そのため、警察に捕まるのも早いです。
しかし、何度警察に捕まっても、
性懲りもなく同様の行動を繰り返すのです。

すなわち、自らの言動の違法性に気づかないのが特徴です。

それに対し、後者はいわば"究極のジコチュウ"で、
宇宙は自分を中心に回っていると疑わないタイプです。

あなたの関わったこの人物は、後者のタイプです。
もう少し詳しく探ってみましょう。


(つづく)

熊木徹夫(あいち熊木クリニック<精神科医・漢方医>)
あいち熊木クリニックのサイト:http://www.dr-kumaki.org/
臨床感覚の広場のサイト:http://www.dr-kumaki.com/
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